技術者の育成
今ほど、大企業も中小企業も不安定な状況を迎えている時代はありませんが、当社は年間2,000万円の予算を組んで社員の技術教育を行っています。
これまで系列という大手と中小の関係がむすばれ、切れそうで切れない関係が続いてきましたが、その保障がない時代にいかに行きぬくか。当社も21世紀になり、中小企業と言えども独自のどこにも通用する「技術」を確立することとその技術を支える技術者の育成は経営の最も重要な戦略と位置付けています。
大卒の新入社員で設計志望者でも、最低2年間は現場で修業しています。1年目は単能工として、現場の実情を把握、2年目で機械操作を学びます。また、社外研修制度にも参加させています。講習会や見本市見学,工場見学から得る経験や知識は、社内だけで得るもの以上に貴重なものであり、新しい技術へのチャレンジにも効力を発揮しています。
さらに週2回は「掃除の日」として社員全員で工場前の道路清掃も実施しています。その他、月1回、土曜日は「改善の日」を設け、提案制度を実施しています。どんな些細な提案でも業務改善に有益ならば、提案者をリーダにして自発性を尊重した活動を行っています。